Google Workspace は専門知識がない人でも
色々な工夫ができるから、
「私も結構できるじゃん!」と嬉しくなる。
地元成田で 1901 年(明治 34 年)創業以来、100 有余年を迎えた建設会社。「お客様にとって、より快適な住まいとは何か」というシンプルな問いに社員全員が真正面から取り組み、日々研究開発を重ねている。建設会社とホテル運営会社の社長を務める平山氏は、社内全体にクラウド活用の便利さを広めようとしたが、なかなか浸透しないという問題があった。そこで G-COS を導入したところ、社員が積極的に Google Workspace (当時は G Suite ) を使ってクラウド活用を始め、社内の情報共有の仕方がだんだんと変わっていった。平山氏は、 Google Workspace をうまく活用する術をG-COS で学べたからこそ、ここまで会社が成長できたのではないかと語る。
代表取締役
平山 秀樹 様
2022年8月、平山建設株式会社さまが
経済産業省より「DX認定事業者」に
認定されました!
建築業において、Google Workspaceの活用や施工現場における各種デジタル技術の活用が経済産業省の認定基準を満たしていること、および適切な情報開示を行っていることなどから、「DX認定企業」に認定されました。
平山建設株式会社さまの
DXの取り組み
▶︎ 新型コロナへの適時・適切な対応
新型コロナへの適時・適切な対応において、社内で感染者が発生、増加した場合、テレワーク業務へ移行となりますが、その際にも全ての情報をクラウド上で共有できるGoogle Workspaceの強みを発揮しました。
▶︎ 4週8休の段階的な推進
現場の4週8休を段階的に推進においても、クラウドの強みを生かした、迅速なデータ共有を行うこと、また出戻りの回数を大幅に削減する事での業務効率化を図りました。
▶︎ 継続的な人材確保と育成
継続的な人材確保と育成においては、近年新卒の就職市場において学生が重視する項目に、「休日・休暇の多い会社」の項目が伸びています。
この事からもGoogle Workspaceを中心としたDX推進による働き方改革を進め時間外の削減等を継続することで学生が求める企業であり続けることが、これからの就活市場における生き残りを左右するポイントとなります。
▶︎ 企業価値の向上
前記に掲げた3つの方針を実現することで業務効率化、継続的な採用につながり、最終的に掲げる「企業価値の向上」へつながると考えます。
▲ 以上の取り組みが認められ、経済産業省の認定基準を満たし「DX認定企業」に認定されました。平山建設株式会社 公式サイトにもDXの取り組みが詳しく掲載されておりますので、ぜひご覧ください。
課題
実は10年前から Google Workspace を導入していました。
しかし社員が使ってくれず、どうすればいいか悩んでいました。
10年前から、社員に Google Workspace (当時は G Suite)のビジネスアカウントを付与していました。そのためGoogle のアプリが使える状態ではありましたが、新しいITツールを覚えることに拒否反応を示す社員も多く、生産性向上に繋げられていない状態でした。また、かなり高額なサーバも導入してしまったのですが、結局Google Workspace でも同じことができるな、と気づきました。本当にかなりのお金をかけたんです。それだけあれば、Google Workspace でできることはもっとあるんじゃないかな、と思っていました。
導入の
きっかけ
どう活用していけばいいか考えていたところ、EDL 代表の平塚さんから「 Google Workspace を使って教育の質を高める」「そのための教材(G-COS)を作成中です」と聞いて、まさにこれだ!と思いました。 G-COS の動画を社員に見せると、実際にアプリを使い始める社員が出てきて、他の社員も「自分にもできるかも」と使い始める連鎖が生まれてきました。
G-COS 導入後
クラウドでの書類作成や共有があっという間に社内へ広がり、 社員の方から提案してくれる体制へと変化した!
あっという間に社内で広がったのは「クラウドで書類を作成する」「それを社内関係者や協力会社さんと共有する」ということですね。これだけでも、とても大きい変化でした。 具体的には、稟議書や現場の進行報告書、勤怠管理などを Google Workspace 、Google ドキュメント、Google スプレッドシート で作成するようになって、社員から作業時間が減ったという声を聞きました。
どこまで誰に見せていいかの判断が難しい書類も、従来導入していたシステムでは何百万掛かる、と言われていたのに Google Workspace では標準でできるということもG-COSで知りました。しかもセキュリティも担保されている!まさか、SFA(営業支援システム)をもう使いませんと宣言する日が来るとは思いませんでした。
先日、電子契約の説明会を行なったのですが、10年ぐらい前からずっと言ってきて空回りで終わっていた「契約をデジタル化しよう」という意見を、皆さんあまり抵抗なく聞いてくれて、ぽかーん、でした(笑)。 仕事の量も増え、規模も拡大できたのは平塚社長と、G-COSをうまく活用できたからだと思っています。
G-COSを始める 前と後の変化
Before
After
「目の前の仕事で精一杯なのに、新しいITツールを覚える時間なんて持てない」ネガティブな印象から社員の間では中々広まらなかった。
思ったよりも簡単で、抵抗感も薄れていった。
社員同士で、Google Workspace アプリをどう使えばこれが実現できるか、を相談し合えるようになった。
Word で作成した文書ファイルをメールで送信。 変更があるたびWordを開いて修正&保存し直し、また送信・・・
Google ドキュメント で作成し、共有したい相手には共有設定とURLを送信するだけ。誰かが修正すると履歴が自動保存され、修正前に戻すことも可能。再度共有し直す必要もない。
導入されていたシステムは、仕様変更がとても大変。お金も時間も掛かるので、こうなったらいいな、と思っても何もできず、我慢しながら使っていた。
Google Workspace は、専門知識がない人が使ってもいろんな工夫ができる。自分の思い通りにカスタムでき、「私も結構できるじゃん!」と、嬉しくなる。
Google スプレッドシート で勤怠管理システムを構築、年間72時間を時短!仕事に自信をもてるようになり、楽しく感じるようになった。
総務 沖倉 ふみ子 様
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毎月末、提出されたタイムカードをもとに、勤務日数、残業時間などをエクセルで集計するのが、私の業務の1つでした。FAXでの提出は文字がかすれて読めないことも多く、結局、電話確認が必要になったり、「持参する」と連絡があっても、なかなか提出されなかったり…。毎月、月末になると、暗い気分でしたね。仕事だから仕方ないかなぁ、と思うのですが、楽しい業務ではありませんよね。タイムカードを回収して部門別に並び替え、入力するのも手間でした。
そんなとき、社長から Google スプレッドシート (以下、 スプレッドシート )を使うようにと、指示がありました。「共有」できるから、というのですが、始めのうちは何もわかっていませんでしたね。G-COSを受講して、エクセルファイルを、スプレッドシート に変換できると知り、早速やってみたんです。
しかし、エクセルでセルを結合してあったり、複雑な関数で出勤日を自動計算できるようにしてあったため、うまくいきませんでした。1ヶ月の間、苦労して試しましたのですが、とうとう諦めて、自分で1からスプレッドシート で作成してみることにしました。EDLさんから教えてもらったように、わからないところは自分で Google 検索 で調べながらやるしかないか、と腹をくくりました。
ところが、想像していたよりもずっと簡単に、しかも自分が思った通りに作成できたんです。「セルの結合」や「列の非表示」とかも、「なんだ。こんな簡単なことだったの!?」と。この体験がとても新鮮だったんです。
部門毎にあらかじめシートに分け、社員全員分がいつでも確認できるようにしました。未入力もすぐにわかります。また「コメント」機能では、本人に スプレッドシート から直接メールで連絡できるので、やり取りもスピーディに終わります。
このシステムを一度に全員に浸透させるのは難しいと感じ、部門ごとにゆっくりすすめました。 最初は、他の社員も スプレッドシート に馴染みがなかったので、「面倒だ」と言う人もいました。でも、最近では慣れてきたのか、みんな当たり前のように使っています。
現在、タイムカードは廃止しました。工事部員は、タイムカードを出すために帰社する必要がなくなったので喜んでいますよ。その結果、集計は月1回で、「2時間」程度の作業で完了するようになりました。月あたり6時間は時短していますね。
ということは、年間で72時間! 改めて年間9営業日を時短できたって考えるとちょっと怖いですね。Google を知らないままでいたら、きっと今でも同じ作業を疑いもなく繰り返していたはずですから。
私の感想ですが、 Google を使えるようになったことで、以前よりも、「自由になった」と感じます。仕事がやりやすくなりましたし、楽しくなりました。