”共有”という発想自体が新鮮だった。
とにかく知って、使えるものから活用すればいいと思う。
1996年創業。「人の幸せに関わるサービス業を!」をモットーに美容室を始め、まつげエクステンション、エステティック等のサロンを愛知県と岐阜県で合計10店舗展開し、美容に対する顧客の様々なニーズに応えている。スタッフは10店舗合わせて約50名。
Google Workspace (当時は G Suite )の存在を知ったのは2018年。経営コンサルタントとして高名な神田昌典氏のセミナーに参加したことがきっかけだったという。EDLの一日集中セミナーとG-COS for Bizを受講し、更にマンツーマンの個別レクチャー( Google チューター)を利用しながら、Google アプリの活用を進めた。「特に何か業務改善のイメージを持って学び始めたわけではなかった。 それでも、Google について学び、実際に使っていくことで今では無くてはならないものになっている」と語る。Google の活用と同時に端末も Windows マシンから Chromebook に切り替えた。起動も動作もとにかく速くて楽だという。
代表
五輪 秀朗 様
▲経営する店舗の一つ、痩身エステサロン「ally’s Esthe Sway」の外観
導入の効果
一人でこなしていた作業をスタッフに効率よく割り振れるようになった
社内に事務の専任スタッフはいません。事務仕事は外注もしていますが、日々様々な作業があり、それは一人でこなすしかありませんでした。以前はたまっていくデータをUSBメモリに保管していて、いくつもあるUSBメモリから必要なファイルを探し出すのも煩わしかったです。Google を知らなかったら、今でもそれで何とかしていたのだと思います。でも、クラウドの活用でまずUSBメモリが不要になり、これがとても楽でした。そしてクラウドにデータを保管することによって、思いがけずスタッフとの共有が簡単に、しかも安全にかつスピーディに行えるようになり、細々とした作業を抱え込まずに頼めるようになりました。
これによって、私の作業時間を一日1時間、年間にして360時間は節約できたと思います。
ある時、ミーティングのために私が用意していた資料が、当日までにスタッフの手でブラッシュアップされていて驚いたことがあります。スタッフにも共有されていたデータを見て、自主的に手を加えていてくれたのです。私も含めスタッフ間で何でも言い合える雰囲気があるのですが、こうしたフラットな関係性は、Google による「共有」と相性がいいのかもしれません。
G-COS導入後
Google スプレッドシート で人事評価のデータを管理
10店舗ある現場のスタッフとのやり取りやデータ共有は Google スプレッドシート を活用しています。店舗ごとにシートを割り当て、資料等へのリンクを貼っています。スタッフには各自のスマートフォンから閲覧や入力、編集を行ってもらっています。各店舗スタッフのシフト表や日々の売り上げ等を随時チェックできるのは、端末を問わず同じデータにアクセスできるクラウドの仕組みがあってこそですよね。
また、人事評価制度の数値も現在は紙を使わず全て スプレッドシート に各自が入力し報告しています。うちの人事評価は自己採点も上司の評価も数字による絶対評価のみですが、これらを私の方で一括管理できるようになり、かなり楽になりました。
G-COS導入後
YouTube で教育用の動画を新人スタッフに共有
主に採用したスタッフの教育に活用するため、美容やマッサージに関する教育動画を作成しました。コロナ禍における経営戦略として動画は販売もしています。採用が決まった時点でスタッフには Google のアカウントを作成してもらい、YouTube にアップした動画を初出社までに見ておいてねと共有しています。出社前はモチベーションが高い代わりに緊張もしているので、あらかじめ動画を見て少しでもうちのやり方を知っておいてもらえたら良いと考えています。
YouTube の具体的な活用は、EDLのマンツーマンのレクチャー (Google チューター)のおかげでかなり効率的に進んだと思います。
▲教育動画の例。美容の技術や接遇など、様々なコンテンツを外注と自作で用意している。
導入を検討されている方へ
EDLでの学びはとても大きく面白かった。今後も新たな活用法を教わりたい
業界として Google の活用が必須かは分かりませんが、私はやって良かったと思っています。Google と出会うまでは、自分が使っているデータをスタッフと共有できるとは思っていなかったし、発想そのものが無かった。データを共有することで仕事を頼めるし、クオリティは上がる。メリットはとても大きかったです。
G-COSでは動画を視聴するだけではなく、手を動かして宿題をすることで学ぶことが多くありました。宿題で Google フォーム によるアンケートを作成し、実際にお客様に回答していただいたこともあります。現場でいろいろと使い始めた段階では、個別レクチャーにもかなり助けられました。自分が知りたいことをピンポイントで教えてくれたり、一緒に動かしてみてくれたりしてとても良かったです。
YouTube の細々とした使い方はこのレクチャーで一気に習得できました。自分で調べて学ぶ方法もあるのでしょうが、時間がもったいない。教えてくれる人がいれば、アイデアを素早く形にすることができますしね。
▲フォーム で作成したアンケート。設問にはお客様が口コミで重要視する要素、使用しているSNS等を盛り込んだ。
Google のアプリにまだ触れたことがない方は、まずは体験してみた方がいいのではと思います。使えるかどうかは、そこから決めたらいい。私は学ぶことができて面白かったし、今後も続けていきたいです。新しい機能やこれまで使ってこなかったアプリも使いこなしてみたいと考えています。
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